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認定看護師(Certified Nurse)紹介


当院では、日本看護協会から認定された認定看護師20名が各分野で活躍しています。

認定看護師とは

認定看護師とは、日本看護協会認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた者をいいます。
認定看護師は通常業務以外に所属部署を超えた活動を行うほか、院内外の専門分野における連携、院内外の教育、院内の指導的な役割も担っています。
認定看護師の審査を受けるには、5年以上の看護実績(認定・専門分野の看護実績3年間以上)と指定された教育課程を修了しなければなりません。

役割

認定看護師は特定の看護分野において、以下の3つの役割を果たします。
  1. 個人、家族及び集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
  2. 看護実践を通して看護職に対し指導を行う。(指導)
  3. 看護職に対しコンサルテーションを行う。(相談)

認定看護分野

認定看護分野とは、高度化及び専門分化する保健、医療及び福祉の現場において、熟練した看護技術及び知識を必要とする看護分野として認定看護師制度委員会が認めたものをいいます。

分野別認定看護師一覧

分野名(英語表記) 診療看護師名(認定年) 知識と技術(一部)
認定看護管理者
(Certified Nurse Administrator)
青山治子  (2023年)
  • 認定看護管理者は、多様なヘルスケアニーズを持つ人間、家族及び地域住民に対して、質の高い組織的看護サービスを提供することを目指し、看護管理者の資質と看護の水準の維持及び向上に寄与することにより保健医療福祉に貢献する
分野名(英語表記) 認定看護師名(認定年) 知識と技術 (一部)
クリティカルケア
(Critical Care)


岩堀聖子  (2000年)
中村真理子 (2004年)
名取宏樹  (2014年)
森 茜   (2023年)
  • 急性かつ重篤な患者の重篤化回避と合併症予防に向けた全身管理
  • 安全安楽に配慮した早期回復支援
  • 身体所見から病態を判断し、侵襲的陽圧換気・非侵襲的陽圧換気の設定の変更、人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整、人工呼吸器からの離脱ができる知識・技術
  • 身体所見から病態を判断し、持続点滴中の薬剤(カテコラミン、ナトリウム、カリウム又はクロール、降圧剤、糖質輸液又は電解質輸液、利尿剤)の投与量の調整を安全・確実にできる知識・技術
感染管理
(Infection Control)
田中良枝  (2010年)
七丈藍乃  (2020年)
  • 医療関連感染サーベイランスの実践
  • 施設の状況の評価と感染予防・管理システムの構築
透析看護
(ephrology Nursing)
上野山良子 (2007年)
  • 安全かつ安楽な透析治療の管理
  • 長期療養生活におけるセルフケア支援および自己決定の支援
がん化学療法看護
(Cancer Chemotherapy and Immunotherapy Nursing)
原木久美  (2012年)
  • がん化学療法薬の安全な取り扱いと適切な投与管理
  • 副作用症状の緩和およびセルフケア支援
緩和ケア
(Palliative Care)
鍋田 泉  (2014年)
増田友美  (2016年)
  • 疼痛、呼吸困難、全身倦怠感、浮腫などの苦痛症状の緩和
  • 患者・家族への喪失と悲嘆のケア
皮膚・排泄ケア
(Wound, Ostomy and Continence Nursing)
海老名哲生 (2015年)
市川由布子 (2021年)
  • 褥瘡などの創傷管理およびストーマ、失禁等の排泄管理
  • 患者・家族の自己管理およびセルフケア支援
糖尿病看護
(Diabetes Nursing)
今井憲二  (2017年)
  • 血糖パターンマネジメント、フットケア等の疾病管理および療養生活支援
認知症看護
(Dementia Nursing)
坪内亜希子 (2017年)
伏見順子  (2022年)
  • 認知症の各期に応じた療養環境の調整およびケア体制の構築
  • 行動心理症状の緩和・予防
摂食嚥下障害看護
(Dysphagia Nursing)
鈴木菜々  (2018年)
  • 摂食・嚥下機能の評価および誤嚥性肺炎、窒息、栄養低下、脱水の予防
  • 適切かつ安全な摂食・嚥下訓練の選択および実施
がん放射線療法看護
(Radiation Oncology Nursing)
渡部美尚子 (2021年)
  • がん放射線治療に伴う副作用症状の予防、緩和およびセルフケア支援
  • 安全・安楽な治療環境の提供
慢性心不全看護
(Heart Failure Nursing)
廣瀬由紀  (2023年)
  • 安定期、増悪期、終末期の各病期に応じた生活調整及びセルフケア支援
  • 心不全増悪因子の評価およびモニタリング

認定看護師になるための支援制度

看護部長の推薦のもとで、研修期間中の病院での身分を保証するとともに、認定看護師教育課程を修了するために必要な支援を行っています。