悪性腫瘍の治療
子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌などの悪性腫瘍疾患においては、手術療法を中心に、必要に応じて化学療法や放射線療法を組み合わせて行っています。手術においては症例の進行度に応じて適切な術式を決定し、術中の迅速病理診断を併用することもあります。さらに外科、泌尿器科などの関連各科と連携し、進行癌にも可能な限りの治療を行っています。また若年の場合には、妊孕性も考慮した治療を選択しています。
2000年から2016年まで観察した子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌の5年生存率は以下のとおりです。
2000年から2016年まで観察した子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌の5年生存率は以下のとおりです。
子宮頚癌
症例数 | 5年生存率 | |
子宮頚癌0期 | 217 | 100% |
子宮頚癌I期 | 32 | 100% |
子宮頚癌II期 | 15 | 73.3% |
子宮頚癌III期 | 4 | 50.0% |
子宮頚癌IV期 | 10 | 20.0% |
子宮体癌
症例数 | 5年生存率 | |
子宮体癌I期 | 100 | 97.0% |
子宮体癌II期 | 12 | 100% |
子宮体癌III期 | 36 | 63.9% |
子宮体癌IV期 | 15 | 20.0% |
卵巣癌
症例数 | 5年生存率 | |
卵巣癌I期 | 50 | 86.0% |
卵巣癌II期 | 6 | 66.7% |
卵巣癌III期 | 42 | 54.8% |
卵巣癌IV期 | 29 | 13.8% |