放射線治療関連機器一覧
1. 放射線治療計画用CT
2. リニアック
2-1 CLINAC iX (Varian) (RapidArc対応)
2-2 リニアック付属機器
- ExacTracシステム(BrainLab)
- 呼吸同期照射システム(Varian)
- 脳定位照射用Cone
照射範囲を設定する板の間隔が、今までの10mmから5mmへと細かくなり、小さな病変や複雑な形状の病変でも、より精密な照射範囲の設定が可能になりました。
また、強度変調放射線治療でも、より良い線量分布を作ることができます。
肺や肝臓などは呼吸によって病変が大きく動いてしまいます。呼吸による移動もとらえられる「4次元CT」での撮影で、より精密に病変を定められるようになりました。また、赤外線カメラで呼吸での動きを正確にとらえ、呼吸に合わせて放射線を病変に集中照射します。
左右のロボットアームや床に埋め込まれた位置合わせのX線装置で、治療台に寝たままで、より精密に、より早く位置合わせすることが可能になりました。
また、寝ている患者さんの位置や傾きを検出して、ベッドが上下・左右・前後だけでなく、回転軸にも調節でき、自動的に補正されます。
これまで経験に頼るところも大きかった位置決めを、迅速、正確に行うことができるようになりました。
これらの新しい機能で、病変以外への影響を最小限にとどめ、患者さんの拘束時間も少なくできます。