グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




放射線治療の流れ


1 診察

放射線治療科

放射線治療専門の担当医師が診察し、紹介元の医師の方針やいろいろな検査の結果を参考にして、治療方針(身体のどの部分に、どのくらいの放射線を照射するのか)を決めていきます。

2 治療計画(シミュレーション)

① 固定具の準備

放射線治療科

実際に放射線を照射する前に、治療方法を決定するために治療計画(シミュレーション)を行います。
放射線治療では、毎回の治療時に同じように放射線を照射することが大切なため、患者さん一人ひとりに合ったさまざまな固定具を準備します。

放射線治療科

メッシュ状の素材を温めて柔らかくし、患者さんの身体の輪郭にあわせて型取りをして、正確なマスクを作ります。

➁ CT撮影

放射線治療科

治療計画用のCTで撮影し、その画像を③の治療計画装置に送ります。
照射するために必要なしるしを皮膚や固定具に書きます。

③ 治療計画、線量検証

放射線治療科

治療計画用CTで撮影した画像をもとに、治療計画装置で、放射線を照射する最適な方向や強さを決めます。
作成した計画を照射できるように装置のセッティングをしたり、正しい線量が当たるかどうか確かめたりします。
計画によって違いますが、診察から開始まで1日から1週間程度かかります。


3 治療(放射線の照射)

放射線治療科

立案された治療計画をもとに実際の治療を開始します。
治療中は、モニターにより、となりの操作室からスタッフが観察しています。
天井には、患者さんの気持ちが少しでも落ち着くように、室内でも青空が見えるような優しい雰囲気を演出する工夫もされています。

治療は平日毎日行います。
1回の治療時間は30分程度で、通院で行う方は仕事をしながら治療ができます。
回数は治療方針にもよりますが、1~35回まで様々です。

4 経過観察

放射線治療科

終了後も、経過を観察します。
  • 気になること、不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。