アイソトープ検査
アイソトープ検査は、病院によって呼び方が異なり、RI検査、核医学検査と呼んでいる病院もありますが、いずれも同じ検査です。RI検査とMRI検査は名前が似ていますが全く違う検査です。
アイソトープ検査はごく微量のアイソトープ(同位元素)で目印をつけた検査用の薬を注射したり飲んだりして、シンチレーションカメラと呼ばれる検査用の大きなカメラで検査薬の集まり具合を測定し、シンチグラムと呼ばれる画像にします。カメラは体の前・後を撮影するだけでなく、必要に応じて断層像(輪切り像)を撮影することもできます。断層像のことをSPECT画像と呼びます。
他の画像検査と最も異なる点は、体内に分布した放射性医薬品の位置や量によって身体の機能を画像として見ることができることです。
最近では、シンチレーションカメラとCT装置が一緒に組み合わされたSPECT/CTと呼ばれる装置が一般的になってきています。SPECT画像とCT画像を同じ検査ベット上で撮影することが可能で、SPECT画像をカラー、CT画像を白黒で重ね合わせる事により診断しやすい画像を得ることが可能です。
当院では平成26年度に2検出器型SPECT/CT装置、平成27年度に3検出器型SPECT装置を導入しアイソトープ検査を行っています。
アイソトープ検査はごく微量のアイソトープ(同位元素)で目印をつけた検査用の薬を注射したり飲んだりして、シンチレーションカメラと呼ばれる検査用の大きなカメラで検査薬の集まり具合を測定し、シンチグラムと呼ばれる画像にします。カメラは体の前・後を撮影するだけでなく、必要に応じて断層像(輪切り像)を撮影することもできます。断層像のことをSPECT画像と呼びます。
他の画像検査と最も異なる点は、体内に分布した放射性医薬品の位置や量によって身体の機能を画像として見ることができることです。
最近では、シンチレーションカメラとCT装置が一緒に組み合わされたSPECT/CTと呼ばれる装置が一般的になってきています。SPECT画像とCT画像を同じ検査ベット上で撮影することが可能で、SPECT画像をカラー、CT画像を白黒で重ね合わせる事により診断しやすい画像を得ることが可能です。
当院では平成26年度に2検出器型SPECT/CT装置、平成27年度に3検出器型SPECT装置を導入しアイソトープ検査を行っています。
3検出器型シンチレーションカメラ
2検出器型SPECT/CT
当院で行われている代表的なアイソトープ検査
- 脳の組織の血流状態を調べる脳血流シンチグラム
- 甲状腺の機能を調べる甲状腺シンチグラム
- 心臓の筋肉の状態を調べる心筋シンチグラム
- 肺の機能を調べる肺シンチグラム
- 全身の骨の異常を調べる骨シンチグラム
- 全身の炎症や腫瘍を調べる腫瘍炎症シンチグラム
脳血流SPECT
骨シンチグラム
検査の待ち時間、検査時間について
薬を注射したり飲んだりしてから検査を始めるまでの時間は、その臓器や検査薬によって異なるため、待ち時間が短い検査から長い検査まで様々です。撮影時間も検査内容によって様々です。また、検査によっては一度撮影して数時間後に再び撮影する検査もあります。
検査費用について
アイソトープ検査で使用する検査薬は、有効期限が短いため長期の保存ができません。例えば、99mTc(テクネシウム―99m)というアイソトープで目印をつけた検査用の薬は、有効期限が1日しかありません。
検査を行うにあたっては、毎朝その日の検査に使用する分だけを専門の会社から購入し配達してもらっています。検査に使用する薬がこのようにコストがかかるため、検査自体が比較的高価なものになります。
検査を行うにあたっては、毎朝その日の検査に使用する分だけを専門の会社から購入し配達してもらっています。検査に使用する薬がこのようにコストがかかるため、検査自体が比較的高価なものになります。