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おなかのヘルニアセンター


おなかのヘルニアセンターについて

ヘルニアとは、臓器などが、本来あるべき場所から「脱出・突出」した状態を表す言葉です。腰のヘルニアを想像される方が多いと思いますが、おなかのヘルニアいわゆる脱腸も、わが国では年間15万件以上の手術が行われている非常に重要な病気です。
おなかのヘルニアには、主にまたの付け根が膨らむ鼡径部ヘルニア、臍が膨らむ臍ヘルニア、手術後の傷が膨らむ腹壁瘢痕ヘルニア等の種類があります。
いずれのヘルニアも、おなかの壁が弱くなって穴ができ、臓器が脱出している状態です。
自然によくなることや、薬でよくなることはなく、外科手術が唯一の治療法となります。
放置すると、ふくらみが大きくなって日常生活に支障をきたしたり、ときに脱出した臓器がもとに戻らずに腐ってしまう「嵌頓」という危険な状態になることもあるので、症状に気づいた時には、早めの受診をお願いいたします。
当院では、腹腔鏡下手術を中心に、年間250~300件のおなかのヘルニアの手術を行っており、良好な成績を収めてまいりました。
この度、満を持して「おなかのヘルニアセンター」を開設する運びとなりました。
おなかのヘルニアにお悩みの方は、ぜひ当センターにお気軽にご相談ください。