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地域医療支援病院


地域完結型医療を提供できるようにするためには、診療所(開業医)や病院などの医療機関が相互に協力しそれぞれの役割を果たすことが必要です。
一次医療を担う、かかりつけ医、かかりつけ歯科医等を支援し、専門外来や入院、地域における急性期医療を担う体制を備えた病院が「地域医療支援病院」として各都道府県知事等から承認を受けています。
当院は平成18年8月9日に静岡市保健所長より「地域医療支援病院」の名称承認を受けました。
さらに、平成28年4月1日の地方独立行政法人化に伴い、新たに名称承認を受けたところです。
今後も引き続き地域の皆さまにより安心・安全な医療を提供できるよう努めていきたいと考えております。

地域医療支援病院としての要件と当院の役割

1.かかりつけ医やその他の病院からの紹介患者さまに対する医療提供

当院では原則としてかかりつけ医からの紹介状を持参しての受診をお願いしています。他院からの紹介状がなく初診での受診をされた患者さまには特別初診料として7,700円(税込)の負担をしていただきますのでご了承ください。なお、初診の算定は、医科・歯科別になりますのでご注意ください。詳細は職員におたずねください。
また、当院での治療が一段落し状態が安定されている患者さまにはかかりつけ医を当院より紹介させていただいていますのでご理解・ご協力をお願いします。

2.オープンシステム(病院施設・設備の共同利用)の推進

オープンシステムとは、静岡市静岡医師会、静岡市静岡歯科医師会の会員などで当院オープンシステムに登録された地域の診療所の先生が市立静岡病院の施設、設備を利用し、当院医師と協力して、病院の業務として診療を行うシステムのことです。オープンシステムに基づく開放型病床数は20床とし、分散型としています。オープンシステムにより入院した患者さんの診療にあたっては、2人主治医制(病院医師が主治医、登録医が副主治医など)がとられ、両者互いに共同して診療にあたります。
共同診療、手術・検査参加等により、病院から登録医に報酬が支払われます。

3.救急医療の提供

24時間365日救急医療を提供しています。

4.地域の医療従事者等に対する研修会の実施

地域の医療従事者やケアマネージャーなどの福祉関係者を対象に、がんカンファレンスや勉強会などを随時開催しています。がんカンファレンスについては年に数回院外で開催することで診療所の先生方が参加しやすい体制をとっています。
また、静岡市静岡医師会や清水医師会との勉強会を開催し、地域医療従事者の資質向上を図っています。

地域医療連携の概要図