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ごあいさつ 独法化二年目を迎えるにあたって

 静岡市立静岡病院が、平成28年4月1日に地方独立行政法人に移行して、一年が経過しました。この間、運営の変更や外来部門の工事など、ご不便をおかけする場面がいろいろあったかと思います。ご理解とご協力を今後ともよろしくお願い申し上げます。
 “病院を進化させるのは「人」だと思う”、このことばを誓いに掲げ、さまざまな経歴を持った職員が集い、診療の質、運営の機動性・効率性の面で、一段と進化した病院を目指して努力してきました。
 優れた医療を実践するためには、十分なスタッフが必須です。たとえば、医療の専門化が進めば進むほど、診療レベルが、深化すればするほど、一人の医師が担当できる範囲が細分化することは、残念ながら避けることができません。総合病院は、多くの専門家をそろえることで、全分野の医療に対応しようと努めます。
 当院のスタッフ数で見ると、独法化前と比べて、医師は141名(平成27年度)から150名(平成28年度)、看護師は471名(平成27年度)から496名(平成28年度)、その他全職種でスタッフ数を増員しました。独法に少し先立つ平成28年2月には、薬剤の院外処方化に踏み切ることで、薬剤師は、入院患者さんにより密着した病棟での業務に注力できる態勢が整いました。また、同年8月からは、それまでの看護師配置10対1(患者さん10人に対して看護師1人)から、7対1(患者さん7人に対して看護師1人)の基準をクリアして、より手厚い入院診療体制を実現することができました。
 患者さんを中心として、医療チームがサポートをするという仕組みが医療の基本であるとすれば、これからも、「人」がキーワードであり続けることに変わりはありません。
 今後、人口構造激動社会を迎えて、病院医療のあり方もまた、大きな変革が予想されます。国の施策として、病院医療から在宅医療主体へ大きく舵が切られようとしている中、当院がこの地域で果たすべき役割は何か、医療の本質ともつねに照らし合わせながら、歩んで行きたいと考えています。(平成29年4月1日)

地方独立行政法人静岡市立静岡病院理事長 兼 病院長 宮下 正



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