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地方独立行政法人静岡市立静岡病院設立にあたって
  ―静岡市の未来を“医療のちから”で支える病院であり続けるために―

 静岡市立静岡病院は、平成28年4月1日をもって、地方独立行政法人静岡市立静岡病院として、あらたに出発することになりました。独法化の意味するものは、病院の新しい名称に含まれる、“独立”と“市立”のふたつのことばに集約されています。
 一つは、これまでの一行政組織としての制約から “独立”して、経営面、人事面などで迅速・柔軟な対応が可能となること、もう一つは、静岡市が設立する“市立”病院であり続けるということ、つまり、救急医療・災害時医療・感染症医療など公立病院が実施するにふさわしい政策医療は、これまでどおり継続して担当する、ということです。換言すれば、「社会的共通資本」として必要不可欠な役割は、公的な財政の枠組みも含めて、堅持されるということです。そこにはもちろん、病院事業に対する適正な評価制度も組み込まれています。
 長崎、ついでオランダに留学したひとりの青年医師林研海を迎えて、147年前、明治2年に創立された藩立駿府病院は、その後も歩みを続けて、静岡市の基幹病院となりました。さまざまな試練に耐え、県立、郡立、市立、そして今日また地方独立行政法人と、形態を変えながらも、いつの時代にも、この地に、最新・最善の医療を提供する第一線の病院として存在してきました。それはひとえに、医療という事業がこの地に必要だ、それを実践するための人や土地や建物が必要だと考えて、たとえ窮乏のときであっても、病院を支持してくださる市民があったからです。
 わたしたちは、これまで経験したことのない少子超高齢化時代、縮小する社会をみすえて、医療のちからで静岡市の未来を支える使命を深く認識しながら、歩みを進めていきます。医療の質の向上と安全性・信頼性の確保のためには、つねに最新の医療技術・設備を導入し、努力をおこたりません。わたしたちは変化し続けます。
病院を進化させるのは「ひと」だと思います。

 これからも、ご支援・ご指導をよろしくお願いします。(平成28年4月1日)

地方独立行政法人静岡市立静岡病院 理事長・病院長 宮下 正



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